No7 相続税の金額が税理士によって変わるってホント?
相続税の金額は作成する人によって変わります。
その大きな要因は
●土地の評価
…土地によってはその形や所在場所、利用状況など個別事情によるマイナス査定により評価額を下げることができます
●特例や税額控除、評価減
…本来使えるはずの特例を適用せずに申告書を作成してしまうと過大な税金を支払うこととなります
●本来計上すべき生前分散資産(贈与やお子さんやお孫さん名義の預金など)の計上漏れ
…税務調査で判明すると追徴課税も支払うことになります
●財産(遺産)の分け方
…誰がどの財産を取るかによって納める相続税は変わります
です。
土地の評価や遺産分割の助言に不慣れな税理士の場合は、それらの誤りが原因で過大な相続税を納めることになったり、過少な相続税のため税務調査で指摘を受ける可能性があります。
だからこそ!相続税の申告は「相続に強い税理士」に依頼しましょう。
税理士が扱う税金の種類はたくさんあり、それぞれの税理士にも専門分野・得意分野があります。
たとえば、教師といっても英語の教師や数学の教師と専門分野・得意分野があることに似ています。
顧問税理士や知り合いの税理士が必ずしも相続に強いとは限りません。
相続税申告経験ゼロという税理士もめずらしくないのです。
しかし、実際に税理士を探す際 どの税理士が「相続に強い税理士」か見分けるポイントを知らなければ
報酬金額や家から近い などで選んでしまうことになります。
「相続に強い税理士」を見分けるためのポイント
1.相続税申告の実績が豊富か
2.高度な土地評価能力があるか
3.財産の分け方について 税理士が提案してくれるか
4.書面添付制度を利用しているか
5.報酬体系が明確か
まずは無料相談などで実際に担当してくれる税理士と話をしてみることが「相続に強い税理士」を見分ける第一歩となります。